バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【5日目】です。
1~4日目のブログは
- バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【1日目】
- 壁画の町シュメイナスを観光!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【2日目】
- ポートアルバーニを観光!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【3日目】
- ちょっとユークルエレットを観光!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【4日目①】
- ロングビーチを満喫!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【4日目②】
をご覧ください。
5日目の朝は、前日の晴天が嘘のようにどんよりとした天気となりました。太陽が出ていないと、肌寒いです。
この日の朝は、Canso Plane Crash Siteという飛行機が墜落した場所を観光していきます。
ユークルエレットのインフォメーションセンターからトフィーノまでこのような遊歩道、自転車用道路が整備されています。車を気にせずに走れるのはとても助かります。
途中、森の中を走ったりするのでトフィーノの自然を満喫できます。
トフィーノ側にあるロングビーチの端になります。
今日の波も少し荒めです。天気が悪いので、寒く感じます。
Canso Plane Crash Site
ロングビーチを通り過ぎ、トフィーノ方面に走っていくとCanso Plane Crash Site「カンソー・プレーン・クラッシュ・サイト」という観光場所を楽しむことができます。
Canso Plane Crash Site「カンソー・プレーン・クラッシュ・サイト」は、カナダ・ニューファンドランド島のリモートな場所にある有名な飛行機の墜落現場です。
1942年にカンソー水上飛行機が訓練中に墜落し、この場所に残されたようです。幸いにも、乗組員は生存しましたが、飛行機は修復不可能なほど損傷を受けました。
このクラッシュサイトは、時間と自然によってそのままの状態で保存されており、トフィーノの有名な観光地の一つとなっています。
訪れるには山道や湿地帯などを歩きアクセスする必要があり、冒険好きの旅行者には特に魅力的なスポットです。周囲の自然環境も美しく、ハイキングや写真撮影などのアクティビティに最適です。
ちなみに、下のパシフィックリムハイウェイの入り口から約30分ほど山道を歩いていく必要があります。
国道沿いの入り口は、車が入れないようになっています。
車で来ている人は、こちらの「レイダーヒルロード」にある有料の駐車場に停め森の中にある遊歩道を歩いて入り口に向かう必要があります。
Canso Plane Crash Siteに行くだけでも1時間くらいかかります。じっくり観光しながらCanso Plane Crash Siteを楽しみたい人は、2時間くらいは時間的な余裕を持って訪れるようにしてくださいね。
途中で、男性2人が僕を追い越して行ったのですが、Canso Plane Crash Siteにたどり着く前に帰ってきました。どうも「時間が無いから行けなかった・・・」そうです。
さきほどのパシフィックリムハイウェイから森の中に数百メートル歩いていくと、Canso Plane Crash Siteへと続く道が見えてきます。
ここからは自転車で行くと大変なので、ここに停めて歩いてきました。特に、看板も案内もないのでとても不安。
ある程度歩きやすいように道は整備されていますが、途中まで登り坂が続きますので歩きやすい靴が必要です。
坂を上り切ったところに廃墟があります。
この廃墟は、おそらく戦争時の古い通信施設だったと考えられていますが、これを確実に証明する資料は存在していないようです。
この建物は現在、落書きが多く見られ、窓も破壊されている状態です。Canso Plane Crash Siteに向かう場合は、必ずこの建物を通過することになります。
森の中にいきなり落書きされた廃墟が現れるため、少し無気味と感じてしまいます。
廃墟の中です。
わざわざ、落書きするために道具を持ってきた人が大勢いたと考えると笑えてきますね。この広間と裏口からCanso Plane Crash Siteに向かう事ができます。
Canso Plane Crash Siteに向けて歩いていると至る所に、このようリボンが木に結ばれていました。
どうやら、観光客が迷わないようにCanso Plane Crash Siteへの道しるべとなっているようです。
足場板が並べてありますが、足場が非常に悪いため注意が必要です。季節や天気によっては土がぐちゃぐちゃになっています。
約20分ほど歩いていくと、山の斜面に出くわします。この斜面を登っていくとCanso Plane Crash Siteに到着です。この付近にも飛行機の残骸がチラホラ見えてきます。
僕の後に来ていた女性にお願いして写真を撮ってもらいました。もちろん、僕も女性の写真を撮らせていただきました。
あさイチで、場所が場所だけに誰もいないと思っていたのですが、僕の前に4人家族がいましたし、僕の後に1人の女性、帰り道に2人の男性、5人の男女とすれ違ったのです。
Canso Plane Crash Siteは他とは違う観光地なので人気のスポットとなっているようですね。
もし、トフィーノ方面に行く事がありましたら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
こちらは、パシフィックリムハイウェイからCanso Plane Crash Siteに向かっている動画となっています。
Canso Plane Crash Siteの行き方
Canso Plane Crash Siteへの行き方は以下の通りです。
- 出発地点:
- トフィーノのレーダーヒル近くの駐車場からスタートします。駐車場はPacific Rim National Park内にあるため、パークへの入場パスが必要です。
- トレイルのアクセス:
- レーダーヒルの駐車場から森の中にある遊歩道を使い南に向かって歩きます。1㎞ほど歩くと、右手に山道が見えてきますのでそこを進んでいきます。あと、途中で15番目の電話ポールが目印となります。(ポールはハイウェイから確認することとなります)ここからトレイルが森の中へと続いています。
- トレイルの特徴:
- トレイルはある程度整備されているのではじめは問題ありませんが、途中から急な登りや泥濘地を通過する必要があります。トレイルには様々な色のマーカーやリボンがあり、それに従って進むことで道に迷うことはありません。
- 到着:
- トレイルを進むと、最終的には飛行機の残骸が見えてきます。残骸はかなり保存状態が良く、カナダの軍事史の一部を垣間見ることができる場所です。
- 注意点:
- トレイルは泥濘が多く、時にはひざまで泥に浸かることもあるため、適切な履物と服装で挑むことが推奨されます。また、蚊が多いため、虫除けスプレーを持参することをおすすめします。
このハイクは自然と歴史を体験できるユニークなアドベンチャーであり、トフィーノ訪問の際にはぜひ挑戦してみる価値があります。
まとめ:Canso Plane Crash Site
Canso Plane Crash Siteは、トフィーノに来たら絶対に行きたかった場所です。正直、ここまで歩くとは思っていませんでしたが、行って正解でした。
80年以上に墜落した飛行機をそのままの状態で撤去せずに置いてあるのは、素晴らしいですね。しかも、誰が得をするのかわかりませんが道を整備し、足場板が敷かれているのは観光客にしたら本当に有難いことです。
Canso Plane Crash Siteに行くまでかなり時間がかかりますが、興味のある方はぜひ訪れてくださいね。
⇒ トフィーノのビーチ観光!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【5日目②】