バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【3日目】です。
1~2日目のブログは
をご覧ください。
初日の公園では熟睡できませんでしたが、こちらのリトル・クアリカム・フォールズ・キャンプグランドでは信じられないくらいグッスリ眠ることができました♪
地面が平だった、静かだった、程よく疲れたという事が考えられますが、キャンプ場に来て良かったです。
それでは、3日目の続きをどうぞ。
3日目は最高の天気に。テントからはい出すと高い木の隙間からキラキラとした日差しが差し込んできました。
日中は暑くなりそうですが、真っ青な空が見えていると気分的にも気持ちが良いものです。
左奥の小屋はトイレです。ボットン式の簡易トイレとなっています。
屋外のトイレでよく目にしたのですが、トレイの穴がとても浅く感じました・・・。だから、トイレのフタを開けると目の前にう○こがあるんですよね(;^_^A
最後まで慣れませんでした。
キャンプ場の入り口です。
ちなみに、カナダには様々なタイプのキャンプ場があります。
- 国立公園のキャンプ場: カナダの国立公園は壮大な自然景観を楽しむことができ、バンフ国立公園やジャスパー国立公園などが有名です。こうした公園内のキャンプ場は、設備が整っていることが多く、トレイルへのアクセスも良好です。
- 州立公園のキャンプ場: 各州には州立公園があり、これらの公園もまた美しい自然とキャンプを体験することができます。例えば、オンタリオ州のアルゴンキン州立公園などがあります。
- 民間キャンプ場: 民間企業や個人が運営するキャンプ場で、様々なサービスやアメニティが提供されることが特徴です。例えば、プール、ゲームルーム、レンタル用品などが整っている場所もあります。値段の差はありますが安いのがありがたいです♪
- バックカントリーキャンプ: 冒険的なキャンプを求める人々には、バックカントリーキャンプがおすすめです。特定のトレイル沿いや離れた場所にテントを張り、自然との一体感を楽しむことができます。いわゆる野宿というやつですね。カナダ横断や数日のサイクリングをする場合は、野宿することが多いです。
- RVパークとキャンプ場: RV(キャンピングカー)を利用する旅行者向けのキャンプ場で、電力供給や水道、排水設備などの基本的なサービスが提供されることが多いです。RVを自宅として使用している人も多く、キャンプ場の一角に住んでいる人もいます。
特に、国立公園のキャンプ場は綺麗でトイレもシャワーもある事が多いので大好きでした♪
キャンプ場を抜けると今は使われていない線路の上を通過します。
バンクーバーアイランドの線路は、伐採された木材や鉱物を港、加工施設へ運ぶため貨物の輸送に使われていました。
さらに、バンクーバーアイランドの主要都市間や観光地を結ぶ鉄道があり、便利な移動手段として重宝されていましたが現在は多くの線路が使われていません。
キャメロンレイク
キャンプ場から西に向けて走り出すと、キャメロン・レイクCameron Lakeが右手に見えてきます。
キャメロンレイクは、ビクトリアの北約200キロメートルに位置する美しい湖です。
この地域は自然が豊かで、多くのアウトドアアクティビティが楽しめることで知られていて、その景観の美しさからハイキング、カヌー、釣り、水泳などのレクリエーション目的で訪れる人々に人気です。
キャメロンレイクは「カナダで最も美しい道路」とも評されるアルバーニ・ハイウェイの一部であるハイウェイ4号線沿いに位置しています。
車やバス、自転車などで通る際には綺麗なキャメロンレイクを楽しめることでしょう♪
ポートアルバーニまで19キロ、ユークルエレットまで118キロ、目的地のトフィーノまで142キロです。
カテドラル・グローブの巨木を観察
キャメロンレイクを抜けると、カテドラル・グローブCathedral Groveという公園があります。
この公園は、特に巨大なダグラスファーと西部レッドシダーの古木が密集して生えていることで有名で、数百年にもわたる成長を経て、高さが75メートルに達することもある巨木が立ち並んでいます。
ちなみに、75㎡はビルで例えると20~25階くらいの高さになります。
これらの木々は、その巨大さと美しさで思わず上を見上げてしまうことでしょう♪
公園内には、これらの古木を間近で観察できるように整備された遊歩道があり、自然散策や写真撮影に最適です。ちなみに、1998年に来た時は、遊歩道はありませんでした。
こちらが1998年のカテドラル・グローブです。画像下に駐車中の車がありますが、巨木の高さが比較できるのではないでしょうか。
カテドラル・グローブ内の公園は現在、遊歩道が整備されているので多くの観光客が自然を観察していました。
カテドラル・グローブを抜けた場所で巨木と記念撮影。
高い山の頂上にはまだまだ雪が積もっています。そのせいか、サイクリング中に冷たい風が体に当たり寒く感じる時もあります。
そして、カテドラル・グローブを抜けたあたりから山が多く急坂が目立ち始めました・・・。テントなどの荷物が無ければ、苦戦しながらも楽しい坂道♪という感じだったかもしれません。
ただ、装備を積んだ自転車はちょっとした坂道でも太ももがパンパンになってきます。特に辛かったのが、カテドラル・グローブを出たすぐにあるポートアルバーニ手前の急こう配。
約2キロほどなのですが何時間かかったことか(;^_^A
50メートル押して進んでは休憩の繰り返し・・・。しかも休憩の度に水分補給するため、途中で水が無くなってしまいました。
喉が渇いて辛かったです。
20年前もポートアルバーニに来たのですが、その時も「二度とこんな急こう配を自転車で走りたくない!!」と思っていました。
そして「まあ、ここは二度と来ることはないので大丈夫」と思いながら走ったのですが。
まさか、また来ることになるとは・・・。
ポートアルバーニを観光!
坂道を上りきったと思ったら、次は逆に怖いくらいの下り坂。全身に風を感じながら、気づいたらポートアルバーニに到着していました。
ポートアルバーニに到着すると、ログ調の可愛い外見のお店が迎えてくれます。このお店は後ほど。
Hole In The Wallで心地良い空間を
ポートアルバーニに来たら是非とも観光したいと思っていた場所がありました。
それは「Hole In The Wall」というスポットです。
Hole In The Wallは岩に大きな穴が開いていてそこから大量の水が流れているというポートアルバーニの観光名所です。他では見れない観光地となっていますので近くに来た際には行く事をおすすめします。
ただ、Hole In The Wallの行き方は少し大変です。
トフィーノ行のバスで旅行している人は、ポートアルバーニで下車してタクシーか歩きで向かう必要があります。トフィーノバスは、1日に1本しか出ていないのでしっかり予定を立てて訪れるようにしてくださいね。
宿泊場所を確保しておかなくては、野宿する羽目になりますので注意が必要です。
そして、先ほどのログ調の建物の近くに入り口があるのですが専用の駐車場もありません。
奥に見えるのが先ほどのログ調のお店です。そして、左の路肩の広い場所から森に入っていきます。
外には看板も目立つようなものもありませんので、行く時は注意してくださいね。
このような整備されていない山道を約20分ほど下っていきます(当然帰りは上りなので注意)。道が悪いのでスニーカーのような動きやすい靴で行く事が大切です。
こちらが、Hole In The Wallです。Hole In The Wallは、小川が岩を貫いて流れる自然にできた穴が特徴的な美しい場所となっています。
かなり不便な場所にあったにも関わらず、僕が行ったときに3組くらいの観光客とすれ違いました。
こちらはAlberni Hwyから森に入りHole In The Wallに向かっている動画ですので、良かったらご覧ください。
可愛いお菓子店Coombs Country Candy
Hole In The Wallを観光した後は、Coombs Country Candyに向かいました。外見からして、絶対に立ち寄らなくてはならないお店です♪
Coombs Country Candyは手作りのチョコレート、キャンディ、アイスクリームなど、幅広いスイーツを販売しており、地元の食材を使用した高品質の製品で知られています。
ひっきりなしにお客さんが来ていました。
店員さんに「店内の写真を撮っても良いですか?」と確認すると、快く「ぜひ!SNSでも紹介してくださいね♪」と許可してもらえました。
絵になるお店なのでテンションもアップ!
とてもフレンドリーな店員さんに疲れも吹き飛び、気持ち良く店内を回る事ができました♪
ミントとストロベリーのアイスクリームとコーヒーを注文して、お店の裏にあるテーブルで楽しみました♪
めちゃくちゃ美味しかった~、そして久しぶりの温かい飲み物に体も安心したと思います。
ポートアルバーニのWalmart Supercentreで買い出し
ポートアルバーニの中心を走っている時にWalmart Supercentreを発見したので、買い出しに寄りました。
ここでは、ペットボトルの水を2本、キャンプ用のアルコールランプ、パスタなどを購入。
実は、日本からキャンプ用のロウソクを持ってこようと思ったのですが、飛行機に持ち込み出来ないと知り現地で購入する事にしました。
ただ、ナナイモのスーパーで買おうと思っていたのですが、携帯用のアルコールランプが3個セットしか売っていなかったため買わなかったのです。
ようやくWalmart Supercentreで買いましたが、結局3個入りしか売っていませんでした・・・。こんな事ならもっと早く買っておけば良かったです。
ポートアルバーニの「アルバーニハイウェイ」を突き進むと、公園に行き当たりました。
自転車でぐるりと観光した後は、トフィーノに向けて前進です。
桜が風によって散り始めています。
The Orange Bridge
ユークルエレットまで87㎞、目的地のトフィーノまで111㎞まで近づきました♪
3日目は野宿
3日目の宿探しは本当に苦労しました。
スマホのマップでテントを張れるような場所を探していたのですが、途中でバッテリーが切れてしまったのです・・・。
しかも、道路沿いには車から見えないような場所がなかなか無く、ドンドン進むしかありませんでした。
そして、何とか発見したのはちょっと丘になった場所。
この広いスペースにテントを張ったのですが、すぐ後ろは崖になっているのでちょっと怖かったです・・・。
こちらは、スーパーで購入したキャンプ用のアルコールランプです。1個で良かったのですが、3個セットしか売っていなかったため渋々購入しました。
鍋の下に置き、水を温めていきます。
日本から持ってきたマルハニチロの海藻みそ汁です。久しぶりの温かい食事に内臓が喜んでいました♪
アルコールランプで温めたお湯をドバ―ッと入れるだけで完成するのはキャンプではとても助かります。
具だくさんで本当に美味しかった~♪
次にクノールのコーンクリームです。
コーンクリームも最高!
実はこの後、クノールのポタージュも飲んだのですが、こんなに美味しかったのか!!と心の底から感動しました。
そして、あまりに美味しかったのでもう一杯ポタージュを頂きました~。
コーンクリームも美味しいけど、僕はポタージュ派かな♪
最後に、カナダのスーパーで購入した平たいパスタを半分に折り鍋に投入。
オーマイの和パスタ好きのためのたらこをいただきました♪
パスタが茹で上がったらパスタの元を入れ、まぜて完成!昆布の風味とたらこの旨味がマッチしてノンストップで食べきってしまいました。
やっぱり日本の食べ物は美味しいと感じましたし、温かい食べ物は大切だな~と。
ちなみに、この丘が今日の野宿場所です。
実はテントを張っている時に、トフィーノ方面からサイクリストが一人通りかかりました。無造作に自転車を置いてあったので、驚いて覗いてきたのですが、日本人の僕を見て驚いたのかサーっと通り過ぎて行ってしまいました(;^_^A
この場所は、まず人は通りませんが、坂道という事もありアクセルをふかし気味のブーーン!!!という音を出しながら車が夜通し走っていきました。
しかも、スプロート湖という大きめの湖と面しているのですが、ゴーゴー!!!と水が動く音が山や谷に響いてうるさかった・・・。
さらに、なぜかこの日は体は疲れているのに時差ぼけなのか全然眠気が来ない。
そして、寝ている場所が若干崖の方に斜めになっているので、不安で仕方ありませんでした。「崖が崩れてしまったら・・・数十メートル下に落ちて死んでしまう・・・。」と。
本当に色々な事が重なり眠ることができませんでした。
まとめ:ポートアルバーニを観光!バンクーバーからトフィーノへ自転車旅【3日目】
走行距離 | 59.71㎞ |
走行時間 | 4:19 |
この日の午前中は、激しい坂道を上るのに苦労しました。
キャンプ場を抜けたあたりから登坂が激しくなり、肉体的にも精神的にも大変な1日となりました。ただ、下り坂になると山からの涼しい風が体に当たり気持ち良かったです♪
野宿場所はイマイチでしたが、温かい食べ物を食べる事ができ疲れも回復できました。
4日目は、食料を購入できるお店が1つも無いので不安ですが、予定ではトフィーノに到着するのでワクワクしますね!
4日目はこちら
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